書院
書院
清水谷御殿と呼ばれた寄棟造の平屋、80坪余りの建物です。二間続きの京間座敷が池に面して広く開けられ、かぎの手に続く二間床のある15畳の部屋は、かつて能が演じられたと伝えられ、床板には春慶塗のあとが見られます。意匠はきわめて簡素、装飾的なものがまったく見られない華美を配した造りは、当時の幕府への政治的配慮があったと言われています。
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